ランニングシューズ初心者の1足目|ジョグ用エントリーモデル5選

ゆう
  • とりあえず走ってみたいだけなのに、シューズ選びで心が折れそうになっている
  • 厚底、カーボン、反発力……聞き慣れない言葉ばかりで、何を基準に選べばいいのか分からない
  • そんなに本気じゃないから、高いシューズを買って後悔するのは避けたい

こういう不安、私も持っていました

こういう人に読んでほしくて書きました。書いてあるのは全部、自分でやってみたことです。

私も最初の1足を選ぶときに、同じところで立ち止まっていました。

今は「歩かず完走」を目標に練習を積み重ねられていますが、その入り口にあったのは特別なシューズではなく、ごく普通のエントリーモデルでした。

ここから書くのは、最初の1足で何を選べば失敗しないか、値段の高い低いで迷わず1足に決めるための考え方です。走り始めのシューズ選びで足踏みしている人は、気になるところだけでも読んでもらえたら十分です。

みき

正直、高いシューズを買う勇気はないです……

ゆう

安心してください。1足目に高額モデルは不要です。1万円前後の予算で、十分名作と呼べるシューズが買えます

結論:1足目はクッション重視のエントリーモデルで十分

走り始めの1足目に必要なのはクッション性だけです。反発力を高めるプレート構造や、レース向けの安定性チューニングといった機能は、今のあなたにはまだ必要ありません。それらは走ることに体が慣れたあと、目的が「完走」や「タイム短縮」に変わってから検討すれば十分です。

自分の場合、8月11日に10.58kmを61分(キロ5分47秒、平均心拍156)で走った日のように、普段の練習は5〜10km程度のジョグが中心です。この距離とペースであれば、着地の衝撃を受け止めてくれるクッション性さえあれば、足への負担を感じることなく走り切れています。逆に言えば、この段階で反発系や厚底カーボンのような機能を求めても、宝の持ち腐れになってしまいます。まずは体を走ることに慣らす段階の道具として、シンプルなエントリーモデルを選ぶのが合理的です。

量販店の無名シューズと何が違うのか

みき

でも、量販店で売っている安い靴とそんなに変わらない気がします……

ゆう

見た目は似ていても、クッション材の反発力と耐久性がまったく別物です。走る頻度が増えるほど差が出てきます

見た目が似ているからといって、量販店のノーブランドシューズとランニングブランドのエントリーモデルを同列に考えるのは危険です。ランニング用に作られたシューズは、着地の衝撃を吸収するミッドソールの素材が繰り返しの荷重に耐えるよう設計されていて、履き込んでもクッション性が落ちにくくなっています。一方でファッション寄りのスニーカーは、歩く前提の作りが多く、ジョグ程度の距離でもソールが早く潰れてしまうことがあります。

ここからは自分の話です。私自身も走り始めた頃はシューズを適当に選んでいて、しばらくしてから買い直した経験があります。

最初からランニング専用のエントリーモデルを選んでおけば、その買い直しの手間も出費も避けられたはずです。

1万円前後で選べる、現行エントリーモデル5選

現行モデルから、ジョグ用の1足目に向く5足を比較します。価格は目安として「◯円前後」で示します。

アシックス GT-1000

安定性と耐久性を重視した定番モデルです。5足の中ではやや価格が上がりますが、その分クッション材がへたりにくく、走る頻度が増えても長く使えます。実売12,000円前後。 アシックス GT-1000

ナイキ レボリューション7

軽さとクッション性のバランスが取れた入門モデルで、5足の中ではもっとも手に取りやすい価格帯です。初めてランニングシューズを買う人の最初の1足として、癖のない履き心地が特徴です。実売7,000円前後。 ナイキ レボリューション7

アディダス デュラモ SL

ジョグからウォーキングまで幅広くこなせる汎用性の高いモデルです。ソールがやわらかく、着地の衝撃を素直に吸収してくれるので、走り始めの足にはやさしい設計です。実売7,000円前後。 アディダス デュラモ SL

ミズノ マキシマイザー20

ワイド設計で足全体を包み込むフィット感が特徴のモデルです。足幅が広めで既製シューズが合いにくいと感じている人にも選びやすく、5足の中ではもっとも価格を抑えられます。実売5,000円前後。 ミズノ マキシマイザー20

アシックス JOLT 5

クッション性と安定性をバランスよく備えたエントリーモデルで、価格を抑えつつもランニングブランドらしい作り込みがされています。最初の1足として失敗しにくい選択肢です。実売6,000円前後。 アシックス JOLT 5

A8_エントリーモデル比較.png

サイズ選びを間違えると、せっかくのシューズが台無しになる

シューズ自体の選び方と同じくらい大事なのが、サイズ選びです。普段履いているスニーカーと同じサイズで選ぶと、走っているうちに指先が当たって痛みが出ることがあります。ジョグ用のシューズであっても、つま先に少し余裕を持たせたサイズを選ぶのが基本です。この記事で挙げた5足はどれも良いシューズですが、サイズを間違えると本来のクッション性能を発揮できません。具体的な選び方の基準はランニングシューズのサイズ選びにまとめているので、購入前に一度目を通しておくことをおすすめします。

私の場合:最初の1足を選んでから、走ることが苦にならなくなった

8月1日に7.5kmを42分(キロ5分38秒、平均心拍169、最大185)で走った日は、真夏で汗もかなりの量でしたが、足そのものに違和感を覚えることはありませんでした。夏場は同じペースでも心拍が普段より上がりやすく、7〜8月は暑さで距離が5km台に落ちる日も多いのが正直なところです。

それでも足の痛みという別の不安を抱えずに済んでいるのは、走り始めの段階でクッション性のあるエントリーモデルを選んでおいたことが大きいと感じています。

ゆう

高いシューズを買っていたら安心できたかというと、そうでもないと思います。最初は「足を守れる」1足であれば十分です

レースを見据える段階になったら、選ぶシューズが変わる

ここまで紹介した5足は、あくまで走ることに体を慣らしていく段階の1足目です。フルマラソンやハーフマラソンなど、具体的なレースの予定が入ってきたら、話は少し変わります。レース本番では、練習用のジョグシューズよりも一段階クッション量が多く、終盤に脚が売り切れた状態でも踏ん張れる安定性を備えたモデルが必要になります。実際に私自身、フルマラソンの完走に向けてシューズを選び直した際は、より衝撃吸収力の高いモデルに切り替えました。レース本番用のシューズ選びについてはフルマラソン初心者向け完走シューズおすすめ5選に具体的なモデルと選び方をまとめているので、レースを意識し始めたタイミングで読んでもらえればと思います。

またシューズ以外に何を揃えるべきか気になっている人は、ランニング初心者に必要なものリストもあわせて確認しておくと、無駄な出費を避けられます。

まず1足を選んで、走り始めてみる

情報を集めすぎて動けなくなるより、この記事で挙げた5足のどれかを選んで、実際に足を入れてみることをおすすめします。予算を抑えたいならマキシマイザー20やレボリューション7、耐久性を優先するならGT-1000というように、価格とクッション性のバランスで選べば、この段階で失敗することはまずありません。1足目に必要なのは高性能なシューズではなく、走ることを続けられる足元です。まずはそこから始めてみてください。

ゆう
この記事を書いた人:ゆう

会社員ランナー。東京マラソン2025を4時間52分で完走(20km手前から歩き)。歩かず完走・サブ4を目指す過程をGarminの実測データとともに記録しています。

プロフィールを見る →